気まぐれな管理人による雑文サイト。Web小説「Rebirth」連載中 (笑)

イヤホンをつけたまま食事ができない話(味覚障害について)

2018年5月24日  2018年5月24日 
今日は、ちょっとした雑談テーマでも。

イヤホンを耳に突っ込んだまま、食事をしている人を見かける。
お一人様に特化した、ファーストフード店やチェーン店でよく遭遇する光景だ。
本人にとっては雑誌や漫画を読みながら食べるようなものだろう。

あぁ、うん。その気持ちはよく判る。
けれども、わたしには真似できないような気がする。
ただし「作った人に失礼だ」とか「一度に二つのことができない」とか、そういう理由ではない。
#理由は異なれど、食事中のイヤホンがダメな人は一定数いると思います

3つほど理由を挙げてみたい。

1 自分の咀嚼音が聞こえそうで嫌だ
最大の理由がこれ。
ほら、耳の穴に指を突っ込んで喋ると、声がこもって聞こえるでしょう?
イヤホン等で耳の穴が塞がっていると、口の中の音がダイレクトに響いてしまうのだ。
もともと、わたしは「クチャラー」と呼ばれる人と食事するのが苦手。
自分自身の咀嚼音も例外ではない。

2 味覚に影響しているかもしれない
たとえば鼻をつまんで食事をする人がいないのと同じ理由だ。
風味とか匂いが鼻に抜けて感じる「うま味」も、味のたいせつな要素。
耳の穴は鼻と(ひいては口と)繋がっている。
そうであれば、耳を塞いで食事をするのって味に影響するのではないだろうか。
確たる証拠はないけれども、なんとなくそんな気がする。

3 食事中に五感のひとつを塞ぐのは勿体ない
聴覚、触覚、視覚、嗅覚、そして味覚。どれも人間のたいせつな感覚である。
そのうちの一つを意図的に塞いでしまうのって、なんだか勿体ない気がしないだろうか。
わたしも音楽を聴くのは好きだけれども、わざわざ食事中にすることではない。
まぁ、食事を「生命活動を維持するための作業」と言ってしまえば、それまでだけれども (^^ゞ
それじゃあ、なんだか味気ないとは思いませんか? (笑)

ここまで「わたしが食事中にイヤホンをしない理由」を三つ書いてみた。
賛同していただける方も、いただけない方もいるだろう。
でも、たぶん今後も、わたしがイヤホンをつけて食事をすることはない。

幾つか理由を書いてみたけれども、白状すると、最大の理由は三つ目だったりする。

――わたしは、味が判らないのだ。

風味やうま味は、鼻に抜ける匂いで感じることができる。
もちろん辛味も判る(あれは厳密には痛覚だから)
いちおう、なんとなくだが、苦味と酸味は判る(お酢を飲めばむせるからね。笑)
でも、甘い物としょっぱい物は、完全に区別がつかない。
#料理をするときは、塩と砂糖を匂いと見た目で区別を付けられる

ごく希にだが、味の話題についていけず、少し悲しい思いをすることもある。
そして化学調味料の味は「鋭すぎて」苦手である。
けれども、人間は順応性の高い動物だ。
味覚のない生活にも、もう慣れてしまったというのが本音なのです (笑)

それでも。
どんなに慣れたとしても、食事中のイヤホンは、今後もしないだろうと思う。


あとがき
「イヤホンつけてても大丈夫!」という方をディスるつもりはありません。


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bell(@bellstown21
いろんなこと書く人。比較的なんでも食べます (笑)
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