気まぐれな管理人による雑文サイト。Web小説「Rebirth」連載中 (笑)

リンテンLIVE@BACK IN TOWN(前半)

2018年4月1日  2018年4月18日 
週末は彼女と一緒に岡崎倫典(リンテン)ライブに行ってきた。

リンテンさんはソロギター先駆者のひとり。
1994年のメジャーデビューから数えるとプロ歴は短いのだが、その道では知る人ぞ知るアコギの名手。
なんとまぁ、40年以上のキャリアを持つ大ベテランなのである。
#ソロギターとは、アコースティックギター一本で演奏する音楽のこと
#近年では押尾コータローやMiyaviが有名ですね

元はと言えば趣味繋がりで知り合った彼女。
それぞれ別々のタイミングでワンマンライブに行ったことはあるし、何度か一緒にミニステージを見に行ったこともある。
わたしとしては通算三回目、彼女は通算二回目のリンテンライブにして、初めて一緒に参加した。
会場は新宿の曙橋にあるライブカフェレストラン「BACK IN TOWN」だ。

BACK IN TOWN
http://www.backintown.jp/

当日は18:00開場、19:30開演のステージ。
夕方にバスタ新宿で待ち合わせたわたしたちは、18:30頃に会場入りできた。
様々な大御所の写真が飾られた階段を下り、入口でミュージックチャージ(ステージによって値段は上下する)を支払って店内へ。
案内された座席に座る。
最前列とは言えないが、前方の見やすい座席だった(席順は予約順なので指定不可)

まずは飲み物と彼女も食べられそうな食事を注文して、腹ごしらえする。
濃いめの味付けなのだが、料理はとても美味しく、彼女にしては珍しくたくさん食べていた。
おなかがほどよく満たされた頃には70名ぐらい入る客席もほぼ埋まり、ライブへの期待が高まる。

開演時間。客席が薄暗くなり、ステージにリンテンさんが登場。
両手を合わせながら細くて華奢な身体を屈ませ、オーディエンスにお辞儀をする。
いつものスタイルに、客席から大きな歓声が沸き上がる。

愛器のグレーベンを手に取り、さっそくカバー曲を2曲披露してくれた。
エフェクト少なめで、シンプルな音作りは聞きやすい。
だがリンテンさん、どうも手元がおぼつかない。
こころなしか指も震えているような…… (^^ゞ
半年ぐらい前に参加したときも感じたのだが、序盤はお世辞にもパワフルなステージとは言い難いのだ。
ぶっちゃけ「ん?下手になった?」と感じてしまうも、リズムを崩すことなく、適時ミスを修正しながら弾き終える。

話は逸れるが、リンテンさんは今年で64歳。
後期高齢者(65歳から74歳)にリーチがかかるお歳になってしまった。
話は少し変わるが、少し前に彼女と一緒に中川イサトさん(今年で71歳)のライブにも参加したこともあるが、やはりイサトさんにも往年の気迫は感じられなかった。

これを「老化」や「劣化」の一言で片付けることはたやすい。
でも音楽って、そんな陳腐な一言で表現できない。
「今も現役でステージに立ち続ける」ことが大切であり、今できるステージを楽しむ姿が最高に格好良い。
ときおり音を探るように指がウロウロしている様子に、観ている方がハラハラさせられる。
けれども、その緊張感すらリンテンLIVEの醍醐味なのです (笑)

一時間ほどの演奏で第一部が終了。
楽曲によっては往年の気迫がビシビシ伝わる演奏が聴けたし、音響も良い。
前方の座席の恩恵で、けっこう手元が見られた彼女も大興奮。
コーヒーとデザートを注文し、好き好きに感想を言い合う。

20分ぐらいの休憩を挟んで、リンテンさんがステージにカムバック。
何かボソボソ喋りながら(失礼。笑)ポロポロとフレーズを奏で始める。
すかさず彼女が「堀江淳!堀江淳!」と耳打ちしてきたが、あいにくわたしの守備範囲外だったので反応できなかった (笑)

――演奏が止まる。
そしてリンテンさんは客席後方に手を掲げ、コールする。

「では盛大な拍手でお迎えください。堀江淳!」

・・・・・・まさかの後半へ続く (笑)



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bell(@bellstown21
いろんなこと書く人。比較的なんでも食べます (笑)
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