気まぐれな管理人による雑文サイト。Web小説「Rebirth」連載中 (笑)

「お前はダメ人間だ」と、誰かに思い込まされているあなたへ

2018年4月12日  2018年4月12日 
「わたしも幸せになっても良いんだって、思えるようになってきたの」

これは彼女と何気なく話していたときに、彼女が口にした言葉。

彼女と出会って八年目。
こうやって書くと長いようだけれども、振り返ればあっという間の八年。
わたしの目から見ても、彼女はだいぶ変わった。

出会った頃の彼女には、根っからの「不幸癖」が染みついていたように思う。
いつもイヤなことを我慢していて、不平や不満をいっさい口にしなかった。
思い返してみれば、いつもなにかに怯えた目をしていた彼女。
事あるごとに自分を責めては、すべての感情を閉じ込めてきたのだろう。
何か嫌なことがあっても、「それは自分が至らない所為だ」と思い込んでいた。
#正確には「思い込まされていた」だけなのだけれども

今の彼女は、自分の気持ちを「これでもか」と露わにしてくれる。
遠慮がちなところは変わらないが、嫌なものを「それは嫌」と言える人になった。
表情も柔らかくなり、以前よりよく笑うようになってくれた。

そこで冒頭の言葉に繋がる。
彼女は芯の強さがいっそう引き立ち、とても良い変化を遂げたと思う。

中には「そんなの長い付き合いならば当たり前の変化だよ」と思う方もいるだろう。
でも彼女の「それ」は特に酷かったのですよ。
来る日も来る日も人間性を否定されながら過ごしていた彼女。
寝ても覚めても「お前はダメな人間だ」と言われ続けてきた。
そんな環境下で何十年も過ごす人の思考パターンがどのように変化するか、あなたには理解できますか?

それは「トラウマ」なんて言葉では足らず、わたしに言わせれば「呪縛」や「呪詛」のレベルだ。
薄皮をむくようにして、彼女にかけられた呪詛を解除していった8年間。
冒頭の言葉を聞いたときの、わたしの気持ちを想像していただけるだろうか。
ここまで書いといてアレだけど、とても言葉にできない。

頼りない僕だけど、そんな風に思ってくれてありがとう。


「お前はダメ人間だ」と、誰かに思い込まされているあなたへ

その言葉は本当ですか?
そんなの真っ赤なウソですよ。騙されてはいけません。
あなたはそのままで、じゅうぶんに素敵なのです。
良いところも悪いところもひっくるめて、あなたは素晴らしいのです。
あなたの発する不平や不満すら、たまらなく愛おしいのです。

あなたが望みさえすれば、あなたは幸せになることができます。
「NO」と言える、ほんの少しの勇気があれば。
ほんの少しの勇気が持てないなら、あなたに勇気を分けてくれる人を頼りましょう。

わたしが断言します。
あなたにも幸せになる権利があります。
不幸せになるために産まれてきた人なんて、ひとりもいないのですから。


編集後記的なもの
ふと思い立って書いてみた。
惚気(ノロケ)とかじゃないのよ (笑)

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bell(@bellstown21
いろんなこと書く人。比較的なんでも食べます (笑)
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