「ずっとずっと」135(ミステリアスな闇鍋バンド)
やや風変わりなバンド名は、日本の標準子午線である東経135度に由来する。
バンドメンバーは三名(梶原茂人さん、高木茂治さん、本田義博さん)。
美しい三声コーラスと何を言ってるのかよく判らないかけ声と民族的な音作りが特徴で、ダイナミックで力強い楽曲からメロディアスな楽曲からアジアを感じさせるワールドな楽曲まで幅広く、ミステリアスな闇鍋チックですらある。
音楽ジャンルは「オリエンタル・Jポップス」とでも呼ぶのが適切ではないかと思う。(YouTube検索)
このバンドの何が良いかと言えば、メインボーカルの梶原さんによる歌詞が「熱い」のだ。
たとえばアルバム「オーダーメイド」に収録されている「ずっとずっと」。(1991年リリース)
このまま誰もの 時計が壊れてくけど
急いで走れば まだまにあうだろうか
生まれた子供が 僕の歳になる頃に
終わりのない夢 語り合えればいいのに
バブル崩壊の年に発表された、この楽曲。
重苦しい空気を払拭し、明るい未来を次の世代に残さなければならない。
そんな気持ちが滲み出た歌声が、アコギの力強いストロークと相まって胸に迫る、熱いメッセージソングだ。
135のアルバムは長らくどれも廃盤だっのだけれども、SONY MUSIC SHOPからリマスター版として再販されている。(2018年現在)
個人的に「オーダーメイド」は135のミステリアスな魅力を余すところなく感じられる名盤なので、興味のある方は是非お手にとっていただきたい。
SONY MUSIC SHOP
https://www.sonymusicshop.jp/m/item/itemShw.php?site=S&ima=2813&dS2SPH=1&cd=DQCL000000605
残念なことにバンドとしての135は2003年に解散してしまったのだが、メインボーカルの梶原茂人さんは現役のボイストレーナーとして後継者を育成し、今も精力的にライブをおこなっている。
梶原さんのライブには、機会があれば是非とも参加したい。
梶原茂人・オフィシャルブログ
https://ameblo.jp/shigeto135/
編集後記的なもの
わたしが初めて135のアルバムを中古でゲットしたのは大学一年生の頃。
件の「ずっとずっと」を聴いて、いたく感動し、当時の親友に聞かせてみた。
彼の感想は、ただ一言「誰これ、美○憲一?」だった。
……あー、うん。
確かに声質は似てるけどね、違うのだよ、S橋Y行クン (涙)
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