気まぐれな管理人による雑文サイト。Web小説「Rebirth」連載中 (笑)

葛根湯と麻黄附子細辛湯の使い分け方法(bellの場合)

2018年3月26日  2018年4月18日 
わたしは葛根湯を愛飲していると前に書いたことがある。

かかりつけのお医者さんに勧められた麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)を併用しているのも、以前に書いたとおり。

ふたつの漢方をどんな風に使い分けているのか、備忘録的に書いておこうと思う。

まずは葛根湯。こちらの成分は七種類。
#葛根(カッコン)、大棗(タイソウ)、麻黄(マオウ)、甘草(カンゾウ)、桂皮(ケイヒ)、芍薬(シャクヤク)、生姜(ショウキョウ)
ツムラのホームページによると「漢方のかぜ薬として知られ、ひき始めに使われる」万能漢方だ。
わたしはコストコで売っている万両処方のものを箱買いしている。
落語だかなんだかの小咄に「葛根湯ばかり処方する医者」というのがある。
うろ覚えで恐縮だが、風邪、腹痛、歯痛、冷え・・・とにかく「葛根湯を飲みなせぇ」しか言わない医者の笑い話ね (笑)
実際なんにでも効く万能薬だけど、かかりつけのお医者さん曰く「ぼやけた効き目」らしい。

一方、麻黄附子細辛湯の成分は三種類とシンプル処方である。
#麻黄(マオウ)、細辛(サイシン)、附子末(ブシマツ)
ツムラのホームページを見ると「高齢者や虚弱な人の熱感の少ないかぜに」効くそうな。
「高齢者」とか「虚弱な人」って辺り、少し引っかかるのだけれども、わたしにはよく効いている。
かかりつけ医に言わせると「効き目がシャープ」なんだとか(目のつけどころじゃないよ。笑)
一般的に漢方は有効成分が少ないほど、ピンポイントで効き目が出ると言われているので、関連性はあるのだろうと思う。

んで。
わたしが葛根湯と麻黄附子細辛湯をどのように使い分けているかというと、単純に「そのときの気分」だったりする (笑)

明らかに風邪っぽいときは麻黄附子細辛湯。
それ以外の不快な症状は葛根湯。

なんとなく頭が重たかったり、テンションが上がらなかったり、主に朝方の症状に使うのは葛根湯が多い。(気圧の変化で酷くなる頭痛にも効きますよ)
このままでは風邪に発展するかもしれない予感がする夜は、ユンケルと併せて麻黄附子細辛湯を飲んでから寝る。

大雑把だけれども、こんな風に使い分けている。

麻黄附子細辛湯を飲んだ翌朝は、だいたい風邪っぽい症状が綺麗に抜けているので効果はあるのだろう(プラセボ効果だったりしてね。笑)
少なくとも葛根湯より風邪には効く。

難点があるとすれば、なかなか市販されていないということぐらい。
さっき調べてみたらAmazonでも売っているのだけれども、30包で2,500円とやや割高だった。
わたしはかかりつけのお医者さんに処方していただいているが、それがいちばん確実かつ懐に優しいのではないかと思う。

半分は優しさでできているお薬もいいのだけれども、西洋薬を飲みすぎることに抵抗のある方。
なんとなく「良いよ」と聞いて葛根湯は飲んでみたけど、あまり効き目がないと諦めた方。
そんな方は、葛根湯と麻黄附子細辛湯を使い分けてみてはいかがでしょうか。


編集後記的なもの
今回の内容は、あくまでもわたし(bell)の主観に基づきます。
漢方といえどもお薬はお薬。
不安のある方は、お医者さんのアドバイスの元お使いになることをお勧めします。
#わざわざ書くようなことでもないが、いちおうお約束ということで (笑)


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bell(@bellstown21
いろんなこと書く人。比較的なんでも食べます (笑)
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